2021年の下半期。Apple製品を立て続けに購入してきたので、しばらくはiPhone11を使っていこう。「数年間はこの布陣で乗り切る」と、決意を新たにしたのは数日だけ。

迫り来る新年の空気に促されたのか、遂に購入してしまった。年末の忙しい状況を乗り切るための自己投資だと割り切っていても、何故かつきまとう罪悪感。

購入から到着まで

2021年12月1日、Apple公式サイトで発注。

YouTubeでガジェット系動画を視聴するのが好きで発売時期、昨年10月頃は到着まで一か月以上という話を聞いていたので、「12月4日配送予定」となり熱量の差に驚く。

目立ちたくないという理由で暗色系を選びがちだが、前回(iPhone11)はグリーンを選んでいたし、今回も折角なら幸先よさそうな色味にしたかったので、スターライトを選んだ。名前からして縁起が善さそう。

iphone13mini_apple

到着したのは歓喜

発注からおよそ一週間弱で手許に届いた。噂に聞いていた通り、箱が薄い。

箱まで掌中に収まりそうで、御神体が露わになった瞬間には思わず、「小さいよ、これ」と独り言を漏らしたが季節は真冬、その声は寒々しくも室内を踊り歩いていた。

小さくて軽く使いやすさが向上した半面、小さな画面で視力低下の心配は増えるだろう。それでも、iPhone13miniは小さくてもサクサク動くから、まるで最高の「甘さ控えめチョコチップクッキー」に出会った気分だ(クッキーは動かない)。iOSアップデートや初期設定後のSafari起動時の感動をアーカイブできないのが残念。

人生初のMagSafe端末、ここでも感動したかったのにMagSafe対応ガジェットがない。購入後しばらく、磁気に弱そうなものを近くに置かないよう細心の注意を払い、iPhone13miniにもソーシャルディスタンスを意識してもらうことになった。

熟成一か月

そんな喜びと感動に包まれた瞬間からおよそ一か月。自宅でWi-Fi接続のみ、外出時に使わないアプリだけをインストールして使っていた。外に持っていくのが怖かった。

その後、ちょっとしたトラブルが起きてiPhone11を買取に出さざるを得なくなり、アプリ大移動を済ませた結果、ようやく日の目を見ることになった。

iPhoneは市販ケースが非常に多いので選びにくい。たとえ一つ選んでも隣の芝生が青く見えて、余計な出費を増やすという懸念もある。折角ならスターライトの美しさを浴びたいから、シンプルでしっかりしていそうなものが欲しい。

MOFT

moft_stand

選んだのは、MOFTのiPhone12/13専用スタンド。

「Moving Office For Travelers」を略したブランド名が格好好い。ガジェット系動画でその存在を知り気になっていたものの、買う機会がなかったので今回初。

初のMagSafe。すごい接着力、がっちり密着。安全なところで宙ぶらりん試しても、全く微動だにしない。買ったのは一握りの安心だったのかもしれない。

カメラが斜め配置されているからデザインも美しく、表も裏もまさに最高のデバイスだと思っている。もちろん、中身も素晴らしい仕事をしてくれるに違いない。

そして現在

もはや、スターライトが見えない。今までの話は何だったんだ、こういう安易なオチで締めくくるのか。

使うにつれて本体への傷を少しでも減らそうと考えた結果、Apple純正のレザーケースを購入した。明るめのブラウン、邪魔にならない程度に程よく滑り止めになる。MagSafe対応機器との相性も考えられていると言うし、それなら前述のMOFTスタンドも併用できると思い、躊躇しながら発注した。買って正解。

買ったのは安心と快適さだった。