序
ずっと温めてきた静的サイトジェネレータによるブログを、すったもんだの挙句、Hugoで構築再開しようと決めた話の始まり。
現在の環境
・MacBook Air(M1,2020)
・【管理】git
・【管理】GitHubDesktop
・【管理】Homebrew
・【エディタ】VisualStudioCode
Shortcutアプリですぐ作業に取り掛かれるよう設定したので、右往左往することなく没頭できる環境にいる。あとは本人次第。
馴れ初めは苦い
一昨年の一時期、今回同様にHugoを使っていたことがある。慎重に進めていたお陰で順風満帆、極めて順調と思っていた矢先。記事内の画像処理でコケて、オロオロしながらあれこれ試した結果、正常に機能していたデプロイまで立ち行かなくなった。
どす黒い底無し沼にハマったと感じた瞬間、グイグイ上っていた気持ちも燃え尽き挫折した。インターネットや専門書での情報を頼みの綱にしてきて、それまでは一番頼りになると思っていたはずだが、優良情報を選別する能力がなければ意味がなかった。記事草稿や制作にかける時間は徐々に減り、一方でトラブルシューティングの時間が増えていた。
お粗末なトラブルシューティングが最大のトラブルになった。ぐうの音も出ない。
再戦に学ぶ
改めて、初歩に立ち返ることにした。初歩しかないので戻るのは簡単だったと思う。静的サイトジェネレータを調べ直したら、JavaScript製が人気のようで「.js」が目立つ。
Hugoの情報は少なく、最新情報には滅多に出会えなかった。もしや終わってしまったのかと不安もよぎったが、さらに調べてみたら1年以内の情報も見つかり安心。とは言いながら、調べるうちにGatsbyJSが好さそうだと感じるようになり、事細かに説明されている外部サイト、公式チュートリアルに目を通していくと、根拠のない自信だけが頭角を現わしてきた。危険な兆候だ。
どす黒い底なし沼.againというしかない。 情報が多いことはその情報を上手くさばければ大いに役立つけれど、そのスキルが不足していたり欠落していると、単に時間と労力を消耗するに過ぎない。一体、前回の失敗で何を学んだのか。
初期装備でラスボスに挑もうとしていた。勝てる訳もない。なぜ、イケると確信したのか問いたい。

最速のフロントエンドを構築する以前に、私の気持ちが最速でthe endを迎えてしまった。
臥薪嘗胆を願って
結局、Hugoに戻った。
テキストベース主体で記事を書きながら、致命的なエラーを避けるために小さな成功体験を積み重ねる。段跳ばしでは何も得られないと、痛いほど理解した。作業開始までのラーニングコストを減らすのが最優先で、機会損失も避けたい。
シンプルであるが故のデメリットも、今は考えずに寝かせておく。否が応でも経験する時期は来るだろうから。個人の趣味なので気負うことなくゆったり続けたい。その経験の中でHugoにも、更にはGolangにも詳しくなりたいと願う。特別な体験を望んで未開の地に飛び込んだからには、経験をアップデートし続けていきたい。
当面の目標は平日に記事のアイデアや草稿を練って、週末に仕上げる習慣を地道に継続していくこと。習慣は確立するまでが大変、と考えていたら先が思いやられてきた。